めまい・耳鳴り・しびれ
めまい・耳鳴り・しびれ

しびれ、めまい、耳鳴りは日常的によくみられる症状ですが、なかには脳梗塞、脳出血、脳腫瘍、脊髄の病気、聴神経腫瘍、免疫による末梢神経の障害など、早期発見・早期治療が大切な病気が隠れていることがあります。
とくに「急に起こった」「片側だけ」「症状がどんどん広がる」「力が入りにくい」「歩きにくい」などの変化がある場合は、MRIを含めた精密検査が非常に重要になります。
しびれは、感覚を伝える神経の通り道である「大脳・脳幹・脊髄・末梢神経」のどこに異常があっても起こりえます。急に片側の手足や顔がしびれる場合は、脳梗塞や脳出血などの脳血管障害の可能性があり、早急な評価が必要です。
一方、首や腰の骨の変形などによって神経が圧迫されると、慢性的なしびれが起こります。この場合は脊髄や脊椎のMRIが診断に役立ちます。また、手足の先から手袋や靴下をはくように左右対称にしびれが広がる場合は、糖尿病による神経障害やギラン・バレー症候群などの末梢神経の病気が疑われます。この場合はMRIだけでなく、神経伝導検査や血液検査などを組み合わせて調べます。
準備中
めまいには、大きく分けて「耳の奥(前庭)の異常による末梢性めまい」と、「脳(脳幹や小脳)の異常による中枢性めまい」があります。末梢性めまいは、周囲がぐるぐる回るような強い症状が特徴です。一方、中枢性めまいでは、ふわふわと浮くような感覚(浮動感)とともに、まっすぐ歩けない、物が二重に見える、ろれつが回らない、手足がしびれる・力が入らないといった神経症状を伴うことがよくあります。
脳梗塞などが原因の中枢性めまいは、命に関わることもあるためMRIによる早期診断が極めて重要です。
以下の症状が一つでも当てはまる場合は、脳の病気が隠れている可能性があるため、早急な受診をおすすめします。
耳鳴りのすべてにMRIが必要なわけではありません。しかし、以下のような特徴がある場合は、背景に別の病気が隠れている可能性があるため、画像検査を検討します。
拍動性耳鳴
心臓の拍動に合わせて「ドクドク」「ザッザッ」と音が聞こえる場合、血管の異常(動脈瘤や血管の狭窄など)が原因のことがあります。
神経症状を伴う
顔のしびれや麻痺など、他の神経症状が一緒に出ている場合。
片側だけの耳鳴りと難聴
左右で聞こえ方に明らかな差がある場合や、片側だけ耳鳴りと難聴が続く場合は、聴神経腫瘍などの有無を確認するためMRIが有用です。
ギラン・バレー症候群は、風邪や胃腸炎などにかかった後、1〜2週間ほどしてから手足のしびれや力の入りにくさ(脱力)が現れる急性の病気です。自分自身の末梢神経を免疫が誤って攻撃してしまう「急性免疫性末梢神経障害」のひとつです。
症状は足先から始まり、徐々に上へと広がっていくことが多く、数日から2週間ほどで急速に進行します。重症化すると、自力で歩けなくなったり、顔の筋肉が動かしにくい、食べ物が飲み込みにくい、息苦しい(呼吸筋の麻痺)といった症状が出ることがあります。
診断においては、神経の伝わり方を調べる「神経伝導検査」や「髄液検査」「血液検査」が非常に重要です。MRIは、症状が典型ではない場合や、他の病気と見分けるための補助的な検査として用いられます。
次のような変化に気づいたら、そのままにせずご相談ください。
TOP